2025年10月21日、トヨタが待望の新型シリーズ最小モデル、ランドクルーザーFJを世界初公開しました。世界中のファンが待ち望んだこの一台は、ランドクルーザーの伝統を受け継ぎながら、新たな時代のニーズに応えるモデルとして大きな注目を集めています。
多くの方が注目する価格予想や発売日と予約に関する最新情報はもちろんです。その魅力的なデザインとサイズ、そしてランドクルーザーの名に恥じない卓越した悪路走破性についても気になるところでしょう。
新しいFreedom & Joyというコンセプトを掲げ、信頼と実績のあるIMVプラットフォームを採用したこのモデルは、自分らしくアレンジできる高いカスタマイズ性も大きな魅力の一つとなっています。この記事では、発表されたばかりの主要諸元を基に、多くの人々を魅了する新型ランドクルーザーFJの全貌を、余すところなく徹底的に解説していきます。
この時期でわかること
- 新型ランクルFJの価格や発売時期の最新情報
- 伝統とモダンが融合したデザインとボディサイズ
- ランクルならではの悪路走破性とそれを支える技術
- 多彩なカスタマイズの可能性と主要諸元
新型 ランドクルーザー FJ 世界初公開の速報まとめ

- ついに世界初公開!どんな車?
- 注目の価格予想は400万円台から
- 気になる発売日と予約の開始時期
- 伝統を継承したデザインとサイズ
- 待望のシリーズ最小モデルが登場
ついに世界初公開!どんな車?
限定公開
トヨタ自動車コーポレート
2025年10月21日、トヨタ自動車は新型「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開しました。このモデルは、ランドクルーザーが70年以上にわたり培ってきた**「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」**という本質的価値を継承しつつ、より多くの人々の生活に寄り添うことを目指して開発された一台です。
ランドクルーザーファミリーはこれまで、フラッグシップの“300”シリーズ、ヘビーデューティな“70”シリーズ、そして質実剛健を追求した中核モデル“250”シリーズという3つの柱で展開されてきました。今回新たに加わったランドクルーザーFJは、“250”シリーズで原点回帰したからこそ見えてきた、「もっと多くのお客様にランクルを楽しんでいただきたい」という強い思いから誕生しています。
開発の背景には、これまでランドクルーザーに縁遠かった若い世代や新たな地域の人々へ、その魅力を届けたいという考えがあります。そのため、ランドクルーザーならではの信頼性・耐久性・悪路走破性はそのままに、誰もが気軽に楽しめる自由さを融合させています。まさに、ランクルの新たな扉を開く戦略的なモデルと位置づけられるでしょう。
注目の価格予想は400万円台から
新型ランドクルーザーFJの正式な価格はまだ発表されていませんが、多くの自動車専門メディアでは、380万円~500万円程度になるのではないかと予想されています。
この価格設定は、ランドクルーザーシリーズのエントリーモデルとしての役割を担う上で、非常に重要な要素となります。開発陣が「アフォーダブル(手頃な価格)であることを重視した」とコメントしていることからも、戦略的な価格設定が期待されます。
参考として、過去のモデルや現行の上位モデルの価格を見てみましょう。
| モデル名 | 新車時価格(参考) | 備考 |
| 新型ランドクルーザーFJ(予想) | 380万円~500万円 | 複数のメディアによる予想価格 |
| FJクルーザー(最終モデル) | 324万円~349万円 | 2018年生産終了 |
| ランドクルーザー250 | 520万円~785万円 | 現行の中核モデル |
表からも分かるように、新型ランドクルーザーFJは、中核モデルである250シリーズよりも大幅に低い価格帯で提供される可能性があります。これにより、これまで価格面でランドクルーザーを諦めていた層や、より若い世代のユーザーにも手が届きやすい存在となるでしょう。
ただし、これはあくまで現時点での予想です。グレード構成やオプション、そして今後の経済状況によって変動する可能性があるため、2026年の発売が近づく頃に発表される公式情報を待つ必要があります。
気になる発売日と予約の開始時期
トヨタの公式発表によると、新型ランドクルーザーFJの日本での発売は2026年の年央頃を予定しています。
具体的なスケジュールは以下のようになると考えられます。
- 世界初公開: 2025年10月21日
- 一般公開: 2025年10月30日~11月9日開催の「Japan Mobility Show 2025」
- 予約受付開始(予想): 2026年初頭
- 日本国内発売: 2026年年央頃
予約受付の正式なアナウンスはまだありませんが、これまでの人気車種の傾向から、発売の数ヶ月前である2026年の初頭から開始される可能性が高いです。
注意点として、ランドクルーザーシリーズは非常に人気が高く、特に新型モデルの初期ロットは注文が殺到することが予想されます。そのため、事前申し込みによる抽選販売となる可能性も十分に考えられます。購入を真剣に検討している方は、トヨタの公式サイトや正規ディーラーからの情報をこまめにチェックし、予約受付が開始された際にすぐに行動できるよう準備しておくことが大切です。
伝統を継承したデザインとサイズ
新型ランドクルーザーFJのデザインは、歴代ランドクルーザーが受け継いできた伝統と、現代的な機能美が見事に統合されています。
エクステリアデザイン

出典:トヨタ自動車公式サイト
エクステリアは、「サイコロ」をモチーフとした直方体のボディが最大の特徴です。このスクエアな形状は、居住性や積載性といった実用性を重視するランドクルーザーの伝統を踏襲したものです。ただ角張っているだけでなく、角を滑らかにそぎ落とす「面取り構成」とすることで、無駄のない塊感と同時に、どこか親しみやすい楽しさを表現しています。
フロントとリアには力強いバンパーと張り出したフェンダーが与えられ、コンパクトながら圧倒的な安定感を演出。さらに、コーナーバンパーは分割タイプとなっており、万が一損傷した場合でも壊れた部分だけを交換できるため、修理性にも優れています。これは、本格的なオフロード走行を想定した、実用性を重んじるランドクルーザーらしい設計思想の表れです。

出典:トヨタ自動車公式サイト
インテリアデザイン

出典:トヨタ自動車公式サイト
インテリアは、オフロード走行時でも車両の姿勢を直感的に認知しやすい、水平基調のインストルメントパネルが採用されました。モニターやスイッチ類は視線移動が少なくなるように機能ごとに集約配置されており、いかなる状況でも瞬時に認知し、確実な操作ができるよう工夫されています。
また、安全な運転に貢献するため、前方視界の良さも徹底的に追求されています。低く設計されたカウルとインストルメントパネル上面により、見晴らしの良い視界を確保。さらに、悪路で路面を見下ろしやすくなるよう、サイドウィンドウ下端のベルトラインも低く設計されるなど、細部にわたってオフロードでの使い勝手が考慮されています。
安全装備には、最新の予防安全パッケージ**「トヨタセーフティセンス」**が採用され、より安心して運転を楽しむことができます。
ボディサイズ
ランドクルーザーFJのボディサイズは、日本の道路環境でも扱いやすいコンパクトなものとなっています。
| 主要諸元 | 新型ランドクルーザーFJ | ランドクルーザー250 | 差分 |
| 全長(mm) | 4,575 | 4,925 | -350 |
| 全幅(mm) | 1,855 | 1,980 | -125 |
| 全高(mm) | 1,960 | 1,925 | +35 |
| ホイールベース(mm) | 2,580 | 2,850 | -270 |
このように、中核モデルの250シリーズと比較して、全長は350mm、ホイールベースは270mmも短縮されています。これにより、街中での取り回しやすさが大幅に向上していることが分かります。
待望のシリーズ最小モデルが登場
新型ランドクルーザーFJは、現行のランドクルーザーシリーズにおける待望の最小モデルとしてラインナップに加わります。
前述の通り、そのコンパクトなボディサイズは、この車の大きな魅力の一つです。特に、ホイールベースを2,580mmまで切り詰めたことで、最小回転半径は5.5mを実現しました。これは、ランドクルーザー250の6.0mと比較して大幅に小さく、狭い道でのUターンや駐車場の切り返しなどで、その恩恵を実感できるでしょう。
この取り回しの良さは、日常使いでのストレスを軽減するだけでなく、オフロードにおいても大きな武器となります。林道などのタイトなセクションでは、短いホイールベースが優れた機動性を発揮し、より自由自在なライン取りを可能にします。
これまで「ランドクルーザーは大きすぎて運転が大変そう」と感じていた方々にとって、このコンパクトさは非常に魅力的に映るはずです。都市部での普段使いから、週末のアウトドアレジャーまで、一台で幅広いシーンをカバーできる「ちょうどいいサイズ感」が、ランドクルーザーFJの大きな強みです。
詳細解説!新型 ランドクルーザー FJ 世界初公開

出典:トヨタ自動車公式サイト
- コンセプトはFreedom & Joy
- 伝統の悪路走破性は健在か
- 堅牢なIMVプラットフォーム採用
- 自分好みにできるカスタマイズ性
- 詳細な主要諸元をチェック
- まとめ:新型 ランドクルーザー FJ 世界初公開
コンセプトはFreedom & Joy
新型ランドクルーザーFJの車名に込められた「FJ」は、**「Freedom & Joy(自由と喜び)」**を意味します。これは、ランドクルーザーが長年培ってきた「信頼性・耐久性・悪路走破性」という価値に加えて、オーナーがもっと自分らしく、自由にカーライフを楽しむための新たな価値を提供するという、開発チームの強い意志の表れです。
もちろん、往年の名車である「FJ40」や、2010年代に人気を博した「FJクルーザー」を想起させる歴史的な意味合いも含まれていますが、主眼は未来に向けられています。新しい世代に向けて、モビリティがもたらす新しい「自由(Freedom)」と、新しい「楽しみ(Joy)」を届けたいという思いが込められているのです。
このコンセプトを象徴する存在として、同時に電動パーソナルモビリティ**「LAND HOPPER」**の開発も進められています。これは、ランドクルーザーFJのラゲージに積載可能な三輪の乗り物で、旅先でのツーリングなど、移動の楽しみをさらに拡大してくれます。ランドクルーザーでたどり着いた場所から、さらにその先のトレイルへ。クルマという枠を超えて、移動全体の体験を豊かにするというビジョンが示されています。

出典:トヨタ自動車公式サイト
伝統の悪路走破性は健在か
コンパクトなボディサイズでありながら、新型ランドクルーザーFJの悪路走破性に一切の妥協はありません。ランドクルーザーの名を冠する以上、いかなる道でも安心して走り抜けられる性能を持つことは、絶対的な使命だからです。
開発においては、世界中の過酷な環境で鍛え抜かれたプラットフォームをベースに、オフロード試験を徹底的に繰り返し、弱点を一つひとつ洗い出して改良を重ねました。その結果、地上高やアプローチアングルといった対障害性能を十分に確保しつつ、“70”シリーズと同等の**ホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)**を実現しています。
これは、凹凸の激しい路面でもタイヤが地面を捉え続け、安定した駆動力を確保できることを意味します。まさに、ランドクルーザーならではの「信頼性・耐久性・悪路走破性」、すなわち**「ランクルネス」**が、この小さなボディに凝縮されているのです。
短いホイールベースによる機動性の高さと、伝統に裏打ちされた悪路走破性が組み合わさることで、ランドクルーザーFJはこれまでのシリーズにはなかった、軽快かつ本格的なオフロード体験を提供してくれるでしょう。
堅牢なIMVプラットフォーム採用
新型ランドクルーザーFJの土台を支えているのは、ランドクルーザー250や300が採用する「GA-Fプラットフォーム」ではなく、**「IMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)プラットフォーム」**です。
IMVプラットフォームは、ピックアップトラックの「ハイラックス」やSUVの「フォーチュナー」など、主に新興国向けのグローバルモデルで長年にわたり採用されてきた実績があります。商用車としての過酷な使用にも耐えうる、極めて高い堅牢性と耐久性を誇るラダーフレーム構造です。
開発チームは、「いかにお客様の生活を支えてきたか」というランクルのプラットフォームに求められる重要な素養を、IMVは十分に持っていると判断し、あえてこのプラットフォームを選択しました。
ランドクルーザーFJでは、この信頼性の高いIMVのホイールベースをさらに切り詰めた、**専用の「スーパーショート」仕様(2580mm)**を新開発。さらに、床下に補強用のブレースを追加するなどボディ全体の高剛性化を図ることで、オンロードでの優れた操縦安定性も確保しています。
世界中の道で鍛え上げられた実績ある骨格を採用することで、高い信頼性と手頃な価格を両立するという、このモデルのコンセプトを実現しているのです。
自分好みにできるカスタマイズ性

出典:トヨタ自動車公式サイト
新型ランドクルーザーFJは、オーナーが自分好みのスタイルに仕上げる楽しさを提供することも、重要なテーマとして掲げられています。そのシンプルな直方体のボディは、まさにカスタマイズを楽しむためのキャンバスと言えるでしょう。
トヨタは今後、カスタマイズの楽しさを広げるための様々な純正オプションを順次導入していく予定です。
予定されているカスタマイズアイテム
- 丸目型ヘッドランプ: 歴代ランドクルーザーを彷彿とさせる、レトロで愛嬌のある表情に変化させることができます。
- モールパネル: 荷室空間に設置することで、アウトドア用品などを機能的に固定・収納できるようになります。
- 堅牢な外装・機能アイテム: シュノーケルやルーフラックなど、より本格的なオフロードスタイルを支えるアイテムも期待されます。
前述の通り、フロントとリアのコーナーバンパーが分割式になっているのも、カスタマイズへの配慮からです。ボディ同色だけでなく、異なる色のバンパーに交換したり、よりタフなデザインのパーツにアップグレードしたりと、個性的なスタイリングを手軽に楽しむことができます。
これらのカスタマイズパーツを活用することで、世界に一台だけの、自分だけのランドクルーザーFJを作り上げる喜びを味わうことができます。
詳細な主要諸元をチェック
世界初公開された、新型ランドクルーザーFJ(プロトタイプ)の主要諸元は以下の通りです。
| 項目 | スペック |
| 全長 | 4,575 mm |
| 全幅 | 1,855 mm |
| 全高 | 1,960 mm |
| ホイールベース | 2,580 mm |
| 乗車定員 | 5名(2列シート) |
| エンジン | 2TR-FE 2.7L ガソリンエンジン |
| 最高出力 | 120kW(163PS) |
| 最大トルク | 246N・m |
| トランスミッション | 6 Super ECT |
| 駆動方式 | パートタイム4WDシステム |
搭載される「2TR-FE」型2.7Lガソリンエンジンは、ランドクルーザープラドなどにも搭載されてきた、長い歴史と実績を持つ信頼性の高いユニットです。世界中の様々な環境下でその耐久性と整備性の高さが証明されており、ランドクルーザーにふさわしいパワートレインと言えるでしょう。
駆動方式は、路面状況に応じて2WDと4WDを切り替えられるパートタイム4WDシステムを採用しています。これにより、普段の舗装路では燃費の良い2WDで走行し、悪路や雪道では強力な駆動力を発揮する4WDに切り替えるといった、効率的な走りが可能です。
まとめ:新型 ランドクルーザー FJ 世界初公開
最後に、この記事で解説した新型ランドクルーザーFJに関する重要なポイントをまとめます。
- トヨタが新型ランドクルーザーFJを2025年10月21日に世界初公開
- ランドクルーザーシリーズで最もコンパクトなモデルとして登場
- 日本での発売は2026年年央頃を予定
- 予約受付は2026年初頭から開始されると予想
- 予想価格帯は380万円から500万円前後と手頃な設定
- コンセプトは「Freedom & Joy」で新たな価値を提供
- デザインはサイコロをモチーフとした機能的な直方体ボディ
- ボディサイズは全長4,575mm、全幅1,855mmと日本の道路環境に最適
- プラットフォームには信頼と実績のあるIMVシリーズを採用
- ホイールベースは250シリーズより270mm短い2,580mm
- 最小回転半径5.5mという優れた機動性を実現
- エンジンは信頼性の高い2.7Lガソリンエンジン「2TR-FE」を搭載
- 分割式バンパーや丸目ヘッドランプなど高いカスタマイズ性も魅力
- 最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を搭載
- 2025年10月30日からのJapan Mobility Show 2025で一般公開予定
