女子マラソン界でトップランナーとして活躍を続ける佐藤早也伽(さとう さやか)選手。2025年の東京世界陸上代表にも選ばれ、その力強い走りで多くのファンを魅了しています。
彼女の強さの源泉である経歴や、輝かしい自己ベスト記録について知りたい方も多いのではないでしょうか。この記事では、佐藤早也伽選手の陸上人生を深く掘り下げ、出身地である宮城県での原点から、陸上選手として頭角を現した常盤木学園高校、そして飛躍の土台を築いた東洋大学時代までの軌跡を詳細に追います。
さらに、現在の年齢や身長といった基本プロフィールはもちろん、プライベートな一面にも光を当てます。気になる結婚相手はどのような方なのか、競技名としての旧姓の使用、公になっていない弟の存在、そしてファンからかわいいと評される魅力の秘密まで、読者のあらゆる疑問に丁寧にお答えしていきます。
この記事でわかること
- 佐藤早也伽選手の学生時代から実業団までの陸上経歴
- 年齢、身長、出身地などの詳しいプロフィール
- 結婚相手や家族構成などプライベートな情報
- マラソンやトラック種目の自己ベストと主な実績
佐藤早也伽の経歴|プロフィールと学歴
- 佐藤早也伽選手の年齢について
- 公表されている身長は何cm?
- 出身地は宮城県大崎市
- 出身高校は常盤木学園
- 東洋大学時代の主な成績
佐藤早也伽選手の年齢について

佐藤早也伽選手は、1994年5月27日生まれです。 したがって、この記事を執筆している2025年9月13日時点での年齢は31歳となります。
女子マラソン選手としては、経験と実力が最も充実する時期に差し掛かっており、国内外の主要な大会で安定した成績を残しています。2020年に25歳で初マラソンに挑戦して以来、着実に記録を伸ばし続け、30代を迎えた現在も進化を続けている選手です。
年齢を重ねるごとに走りの安定感が増しており、今後のさらなる活躍が期待される、まさに円熟期を迎えたアスリートと言えます。
公表されている身長は何cm?
佐藤早也伽選手の公式プロフィールによると、身長は157cmです。
これは、日本人女性の平均身長とほぼ同じくらいの高さになります。マラソンランナーの中では、比較的小柄な体格に分類されると考えられます。しかし、その小柄な体を最大限に活かした効率的なランニングフォームが、彼女の強みの一つです。
力強い腕振りと、ブレの少ない体幹から生み出される推進力は、身長のハンデを感じさせません。なお、体重に関しては、多くのアスリートと同様に公表されていません。日々の厳しいトレーニングと徹底したコンディション管理によって、レースごとに最適な体重に仕上げていることが推測されます。
出身地は宮城県大崎市
佐藤早也伽選手の出身地は、宮城県大崎市です。 大崎市は宮城県の北西部に位置し、広大な平野と豊かな自然に恵まれた地域として知られています。特に、佐藤選手の地元である鹿島台地区は、トマトの産地としても有名です。
彼女のキャリアを語る上で、故郷・宮城県は欠かせない要素です。2011年3月、常盤木学園高校在学中に東日本大震災に遭遇しました。幸いにも実家に大きな被害はなかったものの、ライフラインが寸断されるなど、不自由な生活を経験しています。
学校に通えない期間も、自宅の周りを一人で走り続けたというエピソードは、彼女の陸上に対する真摯な姿勢と精神的な強さを物語っています。この経験が、彼女の粘り強い走りの原点になっているのかもしれません。レース後には「地元にも勇気を届けられるような走りを」と語ることもあり、常に故郷への想いを胸に走り続けています。
出身高校は常盤木学園

佐藤早也伽選手が陸上競技に本格的に打ち込んだのは、常盤木学園高等学校時代です。 常盤木学園は、特に女子サッカー部が全国的に有名なスポーツ強豪校ですが、佐藤選手は陸上部で3年間を過ごしました。
中学時代は美術部を第一希望だったものの、母親の勧めもあって陸上を始めたという少し変わった経歴の持ち主です。高校時代は、全国高校総体(インターハイ)などの全国大会への出場経験はなく、目立った成績を残すことはできませんでした。
しかし、この時期に長距離走の基礎を築き、黙々と練習に打ち込んだ経験が、後の大学時代や実業団での飛躍につながる重要な土台となりました。決してエリート街道を歩んできたわけではない、地道な努力の積み重ねが彼女の強さを形作っているのです。
東洋大学時代の主な成績
高校卒業後、佐藤早也伽選手は駅伝の強豪校である東洋大学に進学します。 この大学時代に、彼女の才能は徐々に開花し始めました。着実に力をつけ、チームの中心選手へと成長していきます。特に大学4年時には、関東インカレ(関東学生陸上競技対校選手権大会)で素晴らしい成績を収めました。
- 5000m :5位
- 10000m:3位
これらの実績は、彼女が大学レベルでトップクラスのランナーであることを証明するものでした。全日本大学女子駅伝や富士山女子駅伝(大学女子選抜駅伝)にも出場し、チームに貢献しています。
大学4年間を通じて、着実に自己ベストを更新し続け、実業団の世界で戦うための確かな実力を身につけました。東洋大学での経験が、現在のトップランナーとしての佐藤早也伽選手を形作る上で、極めて重要な期間であったことは間違いありません。
佐藤早也伽の経歴|プライベートと競技実績
- 結婚相手は同じ陸上選手
- 結婚後の姓と気になる旧姓
- 弟についての公表情報
- かわいいと評判のルックス
- 主要種目における自己ベスト
結婚相手は同じ陸上選手

佐藤早也伽選手は、2024年3月16日に結婚式を挙げたことを自身のSNSで報告しました。 気になる結婚相手は、同じく実業団で活躍する陸上長距離選手の柴田拓真(しばた たくま)さんです。
柴田拓真選手のプロフィール
- 所属: 小森コーポレーション陸上競技部
- 生年月日: 1994年10月19日(佐藤選手と同い年)
- 出身地: 北海道
- 出身校: 北海道栄高校 → 平成国際大学
- 主な自己ベスト:
- マラソン: 2時間10分35秒
- ハーフマラソン: 1時間2分43秒
柴田選手もマラソンで2時間10分台の記録を持つ実力者であり、まさに陸上界のビッグカップル誕生と言えます。
佐藤選手は自身のSNSで、「入籍してから2年以上経っていました」と明かしており、2021年後半から2022年初頭頃には入籍していたとみられます。お互いに競技者として高め合える理想的なパートナーと共に、新たな競技人生をスタートさせています。
結婚後の姓と気になる旧姓
佐藤早也伽選手は結婚後も、競技においては**旧姓である「佐藤」**を登録名として使用し続けています。 したがって、本名は柴田早也伽さんになったと考えられますが、陸上選手としての活動名は「佐藤早也伽」のままです。これは、陸上界やファンに広く浸透している名前を変えずに競技に集中したいという意向の表れでしょう。
近年、結婚後も旧姓を競技名として使用する女性アスリートは多く、佐藤選手もその一人です。彼女はSNSでの結婚報告の際にも、「これからも、佐藤早也伽として競技を続けていくので、引き続き応援よろしくお願いいたします!!」と綴っており、今後も変わらぬ名前で世界の舞台に挑戦し続けることを明確にしています。
弟についての公表情報
佐藤早也伽選手の家族構成について、特に「弟」の存在を気にされる方がいるようです。 しかし、彼女の公式プロフィールやインタビュー、SNSなどを調査した限りでは、弟がいるという情報は公表されていません。
ご家族に関する話題がメディアで取り上げられることは少なく、プライベートな領域については、あまり公にされていないのが現状です。そのため、弟がいるのか、また他の兄弟姉妹がいるのかについても、確かな情報は見当たりませんでした。
憶測に基づく情報を避けるため、ここでは「家族構成、特に弟の存在については公式な発表はない」と述べるに留めます。
かわいいと評判のルックス
佐藤早也伽選手は、その実力と共に、「かわいい」と評判のルックスでも多くのファンを惹きつけています。 レース中の真剣な表情と、レースを離れたときに見せる柔和な笑顔のギャップが、彼女の大きな魅力の一つです。SNSなどでは、ファンから「笑顔が素敵」「モデルみたい」といったコメントが数多く寄せられています。
私服もおしゃれ
競技中のユニフォーム姿とは一味違う、おしゃれな私服姿も人気です。自身のSNSでは、カフェ巡りやお買い物を楽しむ様子が投稿されることもあり、ファッションセンスの高さがうかがえます。
癒やしキャラ「うさまる」好き
また、積水化学の野口英盛監督やチームメイトからは、癒やし系のキャラクターである「うさまる」が好きという可愛らしい一面も明かされています。2020年の日本選手権10000mで3位に入った際には、ペースメーカーを務めた新谷仁美選手から「うさまる」グッズをプレゼントされたという心温まるエピソードもあります。
このように、世界で戦うトップアスリートとしての顔と、親しみやすいプライベートの顔を併せ持っている点が、多くのファンに愛される理由と言えるでしょう。
主要種目における自己ベスト
佐藤早也伽選手は、トラック種目からロードレースまで、幅広い距離で高いレベルの記録を持つオールラウンダーです。特に実業団に入ってからの成長は著しく、数々の自己ベストを更新してきました。
以下に、彼女の主要種目における自己ベスト(2025年9月13日時点)を表にまとめます。
種目 | 自己ベスト | 達成日 | 大会名 |
3000m | 8分52秒43 | – | – |
5000m | 15分08秒72 | 2021年9月26日 | 全日本実業団対抗陸上 |
10000m | 31分30秒19 | 2020年12月4日 | 日本陸上競技選手権大会 |
ハーフ マラソン | 1時間9分03秒 | – | – |
マラソン | 2時間20分59秒 | 2025年3月9日 | 名古屋ウィメンズマラソン |
特筆すべきは、やはりマラソンの記録です。2025年3月の名古屋ウィメンズマラソンで記録した2時間20分59秒は、自己ベストであると同時に、当時の日本歴代9位にランクインする快挙でした。この記録により、東京で開催される2025年世界陸上の日本代表の座を確実なものとしました。
初マラソンからわずか5年で日本トップクラスのタイムを叩き出したことからも、彼女のマラソンに対する適性の高さと、たゆまぬ努力がうかがえます。
まとめ:佐藤早也伽の輝かしい経歴
この記事では、女子マラソンのトップランナーである佐藤早也伽選手の経歴について、多角的な視点から詳しく解説してきました。最後に、本記事の要点をまとめます。
- 佐藤早也伽は1994年5月27日生まれの31歳
- 出身地は宮城県大崎市
- 身長は157cmで体重は非公開
- 出身高校は常盤木学園高等学校
- 大学は駅伝の強豪校である東洋大学
- 大学4年時の関東インカレ10000mで3位入賞
- 2017年に積水化学に入社し女子陸上競技部に所属
- 実業団で才能が開花し国内トップランナーへ成長
- 結婚相手は同じ陸上選手の柴田拓真
- 2024年3月に結婚式を挙げたことを報告
- 競技では結婚後も旧姓の「佐藤」を使用
- 弟など家族構成に関する公表された情報はない
- 「かわいい」と評判のルックスでファンから人気
- マラソンの自己ベストは2時間20分59秒
- この記録は日本歴代9位に相当する