女優の米倉涼子さんの「激痩せ」が多くのファンに心配されています。2025年に入り、予定されていたイベントへの相次ぐ欠席が報じられ、「一体何があったのか」と不安の声が上がっている状況です。
この記事では、米倉さんが闘う難病の正体、そして脳脊髄液減少症とはどのような病気なのかを詳しく解説します。激痩せや一時歩けない理由ともなった現在の症状、そして効果が期待されるブラッドパッチ治療を含む具体的な治療法についても深く掘り下げています。
また、多くの方が気になる「完治するのか」という疑問や、治療を受けたと噂される関西の病院に関する情報もまとめました。さらに、公の場への登場が限られる中での現在の活動状況と、今後の復帰の可能性に至るまで、2025年10月時点の最新情報をもとに徹底的に解説していきます。
この記事でわかること
- 米倉涼子さんが激痩せした本当の理由
- 闘病中の難病「脳脊髄液減少症」の詳細な症状と治療法
- 現在の活動状況と今後の復帰の可能性
- 治療を受けたとされる関西の病院に関する情報
米倉涼子さん激痩せの理由は公表された難病

- 闘病を告白した難病の正体とは?
- 脳脊髄液減少症とはどんな病気か
- SNS更新停止など現在の症状
- 一時歩けない状態にまでなった理由
- 脳脊髄液減少症の根本的な治療法
闘病を告白した難病の正体とは?
米倉涼子さんの激痩せや相次ぐイベントの欠席、その背景には**「脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)」という難病**との闘いがあります。
2019年にこの病気を患っていることを公表して以来、米倉さんは治療を続けながら女優活動に励んできました。しかし、この病気は症状に波があり、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
2025年に入ってから報じられている一連の「ドタキャン騒動」や、ファンから心配の声が上がるほどの体型の変化は、この脳脊髄液減少症の症状が深刻化している可能性を示唆しています。米倉さん自身、過去のインタビューで「引退も覚悟した」と語るほど、壮絶な闘病生活を送ってきました。
言ってしまえば、現在のメディア露出の減少は、病気の治療に専念し、再び万全の状態でファンの前に立つための必要な時間であると考えられます。
脳脊髄液減少症とはどんな病気か
脳脊髄液減少症は、脳と脊髄を保護している「脳脊髄液」という液体が、何らかの原因で漏れ出て減少してしまう病気です。この液体が減少すると、クッションの役割が失われ、脳が下方に沈み込みます。その結果、脳につながる神経や血管が引っ張られ、様々な症状を引き起こすのです。
脳脊髄液減少症の主な原因
主な原因として挙げられるのは、交通事故やスポーツでの転倒といった、身体への強い衝撃です。しかし、中にはくしゃみや咳、出産、あるいは特に思い当たる原因がない「特発性」のケースも報告されています。米倉さんの場合、発症の直接的な原因は公表されていません。
多岐にわたる複雑な症状
この病気の最も特徴的な症状は、**「起立性頭痛」**です。これは、横になっていると楽なのに、起き上がったり立ったりすると数分で激しい頭痛に襲われるというものです。
その他にも、非常に多くの症状が現れるのがこの病気の難しい点です。
症状のカテゴリ | 具体的な症状の例 |
身体的症状 | 起立性頭痛、めまい、吐き気、首・肩・背中の痛み、全身の強い倦怠感、疲労感 |
感覚器の症状 | 耳鳴り、聴力低下、視力低下、光が異常にまぶしく感じる(光過敏)、視野の異常 |
自律神経系の症状 | 動悸、息切れ、発汗異常、体温調節の異常、消化器系の不調 |
精神・認知機能 | 集中力や思考力の低下、記憶障害、不眠、うつ状態 |
このように症状が多岐にわたるため、他の病気(例えば、更年期障害、自律神経失調症、うつ病など)と間違われたり、「気のせい」だと片付けられてしまったりすることも少なくありません。また、天候や気圧の変化によって症状が悪化しやすいのも特徴の一つで、日によって体調が大きく変動します。
SNS更新停止など現在の症状
2025年10月11日現在、米倉涼子さんの体調は依然として予断を許さない状況にあると考えられます。その兆候は、公の場での活動やSNSでの発信に顕著に現れています。
まず、2025年9月から10月にかけて、複数のイベントを相次いで欠席しています。
- 9月17日:「バーニーズニューヨーク銀座本店・アンバダー発表会」を欠席
- 9月25日:「ジャガー・ランドローバー・ジャパン」のアンバサダー就任発表会が中止(米倉さん側からの辞退申し出による)
- 10月6日:「第21回クラリーノ美脚大賞2025」授賞式を欠席
特にアンバサダー就任を違約金の可能性がありながらも自ら辞退したことは、単なる一時的な体調不良ではない、深刻な事情があることをうかがわせます。
さらに、7月には就任が発表されていた人材会社のCM動画が、YouTube上から削除されるという事態も起きました。
プライベートの発信の場である公式Instagramの更新も、2025年8月19日を最後に停止しており、ファンからは安否を気遣うコメントが絶えません。2ヶ月近くも発信がないのは、頻繁に更新していた頃を考えると異例のことです。
これらの状況から、脳脊髄液減少症の症状、特に起立性頭痛や強い倦怠感などが強く現れ、仕事はもちろん、日常生活を送ることさえ困難な状態にある可能性が推測されます。
一時歩けない状態にまでなった理由
米倉さんが過去に「一時歩けない状態」にまで陥ったのは、脳脊髄液減少症と、それに併発したとされる「急性腰痛症および仙腸関節障害」が原因です。
2024年6月に出演したNHKの情報番組『あさイチ』で、米倉さん本人がその壮絶な闘病体験を語りました。番組内で明かされたのは、**「まっすぐ歩けない」「立ち上がれない」「座っていられない」**といった深刻な運動機能の障害です。
これは、脳脊髄液が減少することで脳が下がり、身体のバランスを司る神経や、脊髄周辺の神経にまで影響が及んだためと考えられます。脳が正常な位置にないと、めまいや平衡感覚の異常が起き、まっすぐ歩くことが極めて困難になります。また、腰や背中にも激しい痛みを伴うことが多く、立ち上がったり座ったりする基本的な動作すらままならなくなるのです。
この状態は2年ほど続いたと告白しており、ドラマの撮影現場ではスタッフのサポートなしには演技ができない状況だったと言います。米倉さんは当時の心境を**「この2年は、引退も覚悟した」「生きている心地がしなかった」**とまで表現しており、トップ女優としてのキャリアが断たれるかもしれないという恐怖と常に隣り合わせだったことが分かります。
脳脊髄液減少症の根本的な治療法
脳脊髄液減少症の治療は、症状の重さや髄液が漏れている場所、そして患者さん自身の状態によって選択肢が異なります。治療の基本は、漏れ出している脳脊髄液をこれ以上減らさないようにし、体内で再び作られるのを待つことです。
治療法は大きく分けて「保存的治療」と、より積極的な「ブラッドパッチ治療」などがあります。
保存的治療
症状が比較的軽い場合や、発症して間もない時期に行われることが多い方法です。これは、身体に負担をかけずに自然な回復を目指すアプローチです。
- 安静臥床: まずはベッドで安静に横になることが基本です。体を横にすることで、頭と脊髄の高さが同じになり、脳脊髄液の圧力が均一になります。これにより、髄液の漏れが自然に塞がることを促します。
- 水分補給: 脳脊髄液の主成分は水分であるため、1日に1.5リットルから2リットルを目安に、意識的に水分を多く摂取します。これにより、体内の水分量を増やし、髄液の産生を助ける目的があります。
軽症の場合は、この保存的治療を1〜2週間続けるだけで症状が劇的に改善することもあります。
積極的治療
保存的治療で十分な効果が得られない場合には、より直接的に髄液の漏れを止めるための治療が検討されます。この代表的なものが、次にご紹介する「ブラッドパッチ治療」です。
米倉涼子さん激痩せからの回復と今後の活動

- 有効とされるブラッドパッチ治療とは
- この病気は果たして完治するのか
- 通院したと噂される関西の病院はどこ?
- 体調不良が続く中での現在の活動内容
- ファンが待ち望む本格復帰の可能性
有効とされるブラッドパッチ治療とは
保存的治療で改善が見られない場合、脳脊髄液減少症の有効な治療法として行われるのが**「硬膜外自家血注入療法(こうまくがいじかけつちゅうにゅうりょうほう)」、通称「ブラッドパッチ治療」**です。
これは、患者さん自身の血液を使って、脳脊髄液が漏れている穴を塞ぐという治療法です。
ブラッドパッチ治療の具体的な手順
- まず、患者さんの腕の静脈から血液を採取します(通常20〜30ml程度)。
- 次に、レントゲンで確認しながら、髄液が漏れていると推測される背骨のあたりに細い針を刺します。
- その針を通して、先ほど採取した自分の血液を脊髄を覆う硬膜の外側の空間(硬膜外腔)に注入します。
注入された血液は、かさぶたのように固まる性質(血液凝固)を持っています。この作用を利用して、硬膜に開いた小さな穴を内側からパッチ(当て布)のように塞ぎ、髄液の漏れを止めるのがこの治療の目的です。
治療のメリットと保険適用
この治療の大きなメリットは、自分自身の血液を使用するため、アレルギー反応や拒絶反応のリスクが極めて低い点です。
以前は自由診療で高額な治療でしたが、その有効性が認められ、2016年4月からは厳しい診断基準を満たした「脳脊髄液漏出症」の患者さんに対して保険が適用されるようになりました。これにより、多くの患者さんが治療を受けやすくなっています。
注意点と限界
一方で、この治療には注意点も存在します。1回の治療で劇的に症状が改善する方もいれば、効果が一時的で、複数回の治療が必要になる方も少なくありません。髄液が漏れている箇所を正確に特定するのが難しい場合もあり、治療効果には個人差があるのが実情です。
また、治療後も数日間は安静にする必要があり、すぐに日常生活に戻れるわけではありません。
この病気は果たして完治するのか
「脳脊髄液減少症は完治するのか」という問いに対しては、一言で「はい」と答えるのは難しいのが現状です。治療によって症状が大幅に改善し、発症前と変わらない生活を送れるようになる方も多くいますが、一方で、一部の症状が残ったり、再発を繰り返したりする方もいます。
この病気のゴールは、**「完治」というよりも「症状をコントロールし、日常生活への支障をなくすこと(寛解)」**と捉えるのがより現実的かもしれません。
症状が残りやすいケース
特に、発症してから診断がつくまでに長い時間がかかってしまった場合や、症状が慢性化してしまった場合は、髄液の漏れを止めても、すべての症状がすぐに消えるわけではないことがあります。
長期間にわたって神経が引っ張られ続けたことによるダメージや、痛みや倦怠感からくる自律神経の乱れ、精神的な落ち込みなどが後遺症として残ることがあるためです。このような場合は、リハビリテーションや薬物療法など、多角的なアプローチで根気よく治療を続ける必要があります。
再発の可能性
ブラッドパッチ治療などで一度は良くなっても、何かのきっかけで再び髄液が漏れ出し、症状が再発する可能性もゼロではありません。日常生活での転倒や、身体に強い衝撃が加わるようなことは、できるだけ避ける慎重さが求められます。
このように、脳脊髄液減少症は一度治療すれば終わりというわけではなく、自身の体調と向き合いながら、長期的に付き合っていく必要のある病気であると言えます。
通院したと噂される関西の病院はどこ?
米倉涼子さんがどの病院で治療を受けたかについて、公式な発表は一切ありません。しかし、過去の米倉さん自身の発言から、特定の病院の可能性がファンの間で推測されています。
米倉さんは前述の『あさイチ』出演時に、治療を受けた病院について以下のような特徴を挙げていました。
- 関西地方にある病院だった
- 脳脊髄液減少症の専門病棟があった
- 治療で生理食塩水を注入したら、みるみる元気になった
- 自分と同じように苦しむ小さな子供の患者さんも多くいた
これらの特徴から、兵庫県明石市にある**「明舞中央病院」**ではないかと言われています。
この病院は、日本における脳脊髄液減少症の診断・治療の権威として知られており、番組で語られた特徴と多くが一致します。特に、小児・若年者の治療にも力を入れている点は、米倉さんの発言と合致します。
一方で、「兵庫医科大学病院」ではないかという情報も一部で見られます。これは、米倉さんが雑誌『家庭画報』の連載企画で、同病院の医師と対談したことがあるためです。しかし、記事内では米倉さんが医師に対して「初めまして」と挨拶していることから、この対談はあくまで取材の一環であり、自身が診察を受けたわけではない可能性が高いと考えられます。
繰り返しますが、これらはすべて状況証拠からの推測であり、米倉さんが実際に明舞中央病院で治療を受けたと断定することはできません。
体調不良が続く中での現在の活動内容
2025年10月11日現在、米倉涼子さんは表立った女優活動を大幅にセーブし、治療に専念しているものとみられます。
2025年8月には、自身の芸能生活を振り返るスペシャルステージ「RYOKO YONEKURA – DISFRUTA DISFRUTA -」を開催し、ファンに元気な姿を見せていましたが、その後、体調が再び悪化した可能性があります。前述の通り、9月以降は予定されていたイベントを立て続けに欠席しており、個人事務所からの新たな活動に関する発表もありません。
InstagramなどのSNSでの発信も途絶えているため、現在の具体的な活動内容や近況を知ることは難しい状況です。
ただ、活動を完全に休止しているわけではなく、個人事務所「株式会社Desafio」の代表として、経営に関する業務は続けていると考えられます。また、過去に契約したCMなどが放映されることはありますが、これらは体調が良い時期に撮影されたものであり、現在の状況を反映しているわけではない点に注意が必要です。
現状では、無理に活動を再開するのではなく、まずは心身の回復を最優先にしている段階であると言えるでしょう。
ファンが待ち望む本格復帰の可能性
米倉涼子さんの女優としての本格的な復帰の可能性は、ゼロではありません。しかし、その実現にはまず、脳脊髄液減少症の症状が安定し、心身ともに万全な状態に回復することが大前提となります。
米倉さん自身、過去に何度も復帰への強い意欲を示しています。2022年にミュージカル『CHICAGO』をドクターストップで降板した際にも、「動ける体を取り戻して、必ず皆様の前に戻ってきたい」と力強く語っていました。一度は「引退も覚悟した」とまで思い詰めながらも、再び表舞台に戻ってきた彼女のプロ意識と情熱は計り知れません。
また、米倉さんの復帰を待っているのは日本のファンだけではありません。彼女の代表作である『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』は韓国でも絶大な人気を誇り、2026年にはリメイク版の制作が予定されています。そのため、韓国の芸能界もオリジナルの大門未知子を演じた米倉さんの動向を注視しており、国際的な注目度の高さがうかがえます。
現在は治療に専念するための静かな時間ですが、多くのファンや関係者が、米倉涼子さんが再びその圧倒的な存在感で輝く日を心から待ち望んでいます。今は焦らず、じっくりと治療に専念し、元気な姿で戻ってきてくれることを願うばかりです。
米倉涼子さんの激痩せを乗り越え快復を願う
- 米倉涼子さんの激痩せや活動セーブは難病が原因
- 公表されている病名は「脳脊髄液減少症」
- 2025年に入りイベントの連続欠席が報じられている
- SNSの更新も2025年8月19日から停止したまま
- 過去には「まっすぐ歩けない」「立ち上がれない」ほどの深刻な症状があった
- 本人は当時を振り返り「引退も覚悟した」と語っている
- 脳脊髄液減少症は脳の周りを満たす髄液が漏れ出てしまう病気
- 主な症状として起き上がると悪化する激しい頭痛(起立性頭痛)がある
- その他にもめまいや倦怠感、視覚異常など症状は多岐にわたる
- 天候や気圧の変化によって体調が大きく左右されやすい
- 治療法には安静と水分補給を基本とする保存療法がある
- より積極的な治療法として「ブラッドパッチ治療」が知られている
- ブラッドパッチ治療は自身の血液を注入して髄液の漏れを塞ぐ方法
- 治療は関西の専門病院で受けた可能性が本人の発言から示唆されている
- 現在は女優活動を大幅にセーブし治療に専念しているとみられる
- 多くのファンが体調の回復と一日も早い復帰を心から願っている
